雲をたがやし月に種まく日々

鹿児島市から、Aさんにご宿泊いただきました。

なんとなく思い込みで「車で来られるんだろう」と思っていたら、まさかの原チャリで登場されてびっくりです。吉野からとはいえ、1時間以上はかかったでしょう。しかし、原チャリを飛ばしてきてお疲れであろうAさんにも容赦なく、大根の間引きなどの農作業を手伝ってもらっております。
今回お一人でお越しなのには理由がありまして。Aさんは鹿児島大学大学院でグリーンツーリズムを研究している学生さんで、学業の合間に地球畑でアルバイトされていて、その御縁でお越しいただいたというわけです。

農作業の後にも、夕食準備をみっちり手伝ってもらっております。人参のある時期は定番の「有機農家のエビフライ風人参フライ」の衣を付けてもらっていますね。
グリーンツーリズムの研究をされているだけに、私達の言わば専門分野についていろいろお話しを聞かせていただきました。当宿では「ご飯は一緒にいただく」し、「小さい子供がうるさい」のですが、それも一つのスタイルとすればOKですよ、と言って頂いて嬉しかったです。もちろん、事前にちゃんとご説明することが大事なので、その点はこれからも留意していきたいと思います。

沢山の四方山話も出来ました。（食べるのが）好きな料理を上げてもらったら、「お母さんのお味噌汁」とのお答え。Aさんは気負いなく話されたのだと思いますが、ご飯とお味噌汁を大事にしたいと思っている私達にとっては、ジワッと感動するようなお答えでした。Aさん、またお会いできると思いますので、今後とも良ろしくお願いします。

オマケです。

Aさんとの朝食で頂いた目玉焼きは合鴨の卵でした。写真では黄身の盛り上がり方が今ひとつ伝わりにくいので、盛り上がっているぞーと思い込んでご覧下さい。いや、本当に自家採りの卵の黄身は分厚いです。それにしてもくず米とくず野菜ばかり食べているのに殻を作るカルシウムが足りているのがすごいです。