わが家に新しいトイレができました!という話はこの前書きましたが(→
こちら)、今回はトイレを詳しくご紹介します~♪
ウンチだオシッコだの話なので、食事前の方はごめんなさい・・・?(写真はありませんのでご安心を)
一見すると今流行りの「タンクレストイレ?」という感じですが、ある意味最新式のトイレです。
中はこんな感じになっています。(写真では分かりにくくてすみません)
水では流しません。いわゆるボットン式トイレですが、尿と便が別々にたまるようになっているのです。尿は植物の肥料や洗剤などに使います。(医薬品や飲み水に利用されることもあるそうです)。大便は微生物や酵素などを使って発酵させて肥料にします。
便器はグリーンリーさん開発のオリジナル品です。(詳しくは下記に)
ぷちこだわり?経費節減?のトイレットペーパーホルダー。(でもちょっとペーパーが回りにくいので急いで引っ張るとNGです)
床下はこんななっています。
左のステンレスのところに大便が、赤のタンクのところに尿がたまるようになっています。大の方にはレバーがついていて、毎日1回レバーをひいて中身をかきまぜます。小の方はほぼ毎日水でうすめて液肥として使います。(便器の洗浄もかねて便器の方から水を流し入れてます)
尿と大便を分別することで臭いがあまりしないということなのですが、今のところ全然臭いが気になりません。
普通のボットン便所ですと汲み取りしてもらって中身を空にします。(しかもお金を払って!)昔はそのまま畑の肥え溜めなどに置いておいて発酵させて肥料に使っていました。これははじめから尿と大便を分別しているので合理的です。
ただ、用をたすときにうまく分別するのには少々コツがいります。慣れてこれば大丈夫なのですが・・・。大の方に小(水分)が入ってしまうと分解に時間がかかるし、臭いも発生してきます。なのでまだ3歳児には使わせてません。
というわけで水に流して終わり~というわけにはいきませんので、このトイレでは丁寧に用をたしてくださいね。
ゴミとかなんでも放り込まないようにしてくださいよ~(これは普通の水洗トイレでも同じですね)
このトイレは
Greenlyグリンリーさん開発のコンポストトイレです。色々なコンポストトイレ、バイオトイレがありますが、尿分別というのが画期的です。うちの家族だけが使うなら自作のものでよかったのですが、お客さんにも使ってもらいたいので見た目も重要ということで色々と悩みに悩んで、こちらのトイレに決めました。ちなみにうちのは「高原のエコトイレ」です。
正直言って、合併浄化槽を作って水洗トイレを作ったり、ボットン式で簡易水洗トイレを作る方が手間もお金も少なくてすみます。トイレの小屋を作ってくれた大工さんと屋根工事やさんは「なんでこんな手間かけて、しかも高いのに新たにボットンを作るのか?」と不思議そうでした。
確かに水洗トイレは清潔だし管理も楽なのですがそれだけではないのです。(長くなるので省略、以前の記事、
排水のことも参照してください)。
環境にやさしくて多少不便でも金銭的に安かったらもっと普及するだろうなあと思うのですが・・・・。(いや逆ですね。もっと普及すれば安くなるのになあ。太陽光発電みたいに補助金があればよいのに・・・・)
そしてコンポストトイレは環境だけじゃない別の利点もあるんですよ~これはまたの機会に♪