2014年米作り・命をいただきます
あたりを見回すと我が家だけとなっていた掛け干し持ち米もやっと落とした(脱穀)ので、お疲れさま飲ん方をしました。
せっかくなので、今年働いてくれた合鴨をいただくことにしました。
最後のお別れをしています。なんだか撮影用のポーズに見えますが、心の中は真剣です。感謝とお詫びを伝えたつもりです。なんといっても、6月に雛で迎えた時から毎日毎日お世話をしていた訳で、情が移らないわけがありません。首筋に当てた包丁を引く時は勇気を振り絞りました・・・
途中の写真もありますが、不快に感じる方もいらっしゃると思うので、ダシ取りまで飛びます。月の解体の仕方が下手なだけに、ガラにはまだたくさん肉が付いていていいダシが取れそう・・・だったのですが、意外に普通の味でした。お隣の
瀬戸山さんによく聞いてやったつもりですが、料理のプロと比べると当然ながら雲泥の差でした。
お肉は美味しかったです。ほとんど脂肪のない、肉らしさ満載のニクでした。硬いわけではないけれど、弾力が強くて噛み切るのに苦労しました。
月の消防団の仲間、つまりオヤジ集団からも、かわいそうとか、残酷だという言葉が出ました。でも、言うまでもなく全ての人間は命を頂いて生きているわけで、それにきちんと向き合うことが大事だと思います。スーパーで売っている鶏肉を食べるほうが、ある意味ではより残酷な気がします。いわゆるブロイラーの育てられ方は、それはそれは残酷なものですから。
とは言っても、生き物を殺して食べるということには、感情も関わってくるので誰にでも押し付ける訳にはいきません。雲は、殺鴨の瞬間は「見たくない」と避けましたが、毛をむしって食肉らしくなってくると写真を撮ったりしていました。飲ん方に来てくれたS夫妻、Uさん、Hさんは食べてましたが、ウチの9才と4才は「可愛そうだから」と全く食べませんでした。まだよく分かっていないであろう1才児は骨付き肉をしゃぶっていましたが。
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